炎/ジュリエット
ほんとうに悲しいときは
ほんとうにつらいときは
ほんとうに苦しいときは
ほんとうに切ないときは
上を向いても
目を閉じても
涙が零れてしまうのですね
この壁を乗り越えたとき
遠くに小さく見える希望を
あなたは知っているのでしょう
胸の痛みも
また愛だということを
ほんとうの愛しさも
ほんとうの喜びも
まだまだ
ずっと遠くにあること
だから
生きていくんでしょう?
だから
死んではいけないんですよね?
一度消えた炎は
小さく
仄かに
希望の明かりを灯して
また燃えはじめた
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