4月1日から遡上/あおば
したあまり、いかにも詩を朗読しておりますといったもったいぶった口調になり、それを聞くと我ながら退屈し嫌になり、最後の数行は無心となるべく超然と読んだ。
予想とは全く違う終わり方になり、吹っ切れないので、音源を無機的な音に変え、気を取り直して短い「メモ帳」をぶっきらぼうに読み始めたが、考えるとこの作品はもっと深刻に真面目に読むべきだと思いだしたが、揚げたての牡蠣揚げ定食を食べたばかりで満腹の幸福感に浸りきっていては、急に深刻になれる環境にはなく、おもわず逆に妙な軽い節を付け戯けて読んでしまった。シリアルとコミカルは心の中では表裏一体になっているのかも知れない。
今後への課題1
大音
[次のページ]
戻る 編 削 Point(5)