CAMISADO/mm
 
ライトを消して
ベッドに入ったら
想像して
きみのいないところで
誰かが囁く
何を囁いてるのか
想像してみて
焦ることはない
夜は長く
いつまでもきみを待ってる
きみがやったこと
それは瞬きの間にその巣を離れ
彼らのもとへと飛び渡る
そしてそれはときに
非情にもシニカルなマーチに変わり
リズミカル且つファンタスティックに
蜜のように甘い不幸を含んで
終わらないアンコールを奏でる

きみは踊らなければならない
涙なんて流す暇もなく
この上ない惨めさを纏い
嘲笑のストリングスに合わせて
辱しめのステップを踏むんだ
薄暗い世界の裏側で
両足が斧で切り落と
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