真言というシステム/吉岡ペペロ
 

<思想>というものはいくら磨いても

いくら正しくても絶対ではない

争いはいつもそこから始まる

しかも大抵の場合終わることがない

真言というシステムは画期的だ

ぎゃあていぎゃあていはらそうぎゃあていぼうじいそわか、

この真言を唱えることで

執着とは意味のないものだ、ほかに大切なものがあるのだ、

これが会得できるのであれば

<思想>の違いというようなことが原因で

もう争うことなどないのである






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