もうひとつの土用の丑の日/花形新次
夕べスタミナが切れていたんだよ
彼女のことを待たせ続けて
ダブルベッドの上で
彼女しらけてる
俺はあせって自分でしごいた
息がつまるほど
股間に顔うずめて
指と舌だけで何とかごまかしてみる
ただ週に一度の彼女との時を
成功させるために
俺は生きてる
もうアレのことは忘れてしまいたい
俺は年老いて
自分のモノを
元気にさせる何かが
この街のどこかに
存在するようには思えないんだ
WOO
口でして
Ha WOO
たたせて
たたせて
アレをしたあと
屈辱と悲しみ
ふたつの想いに揺れ動いている
俺を軽蔑する彼女の視線が
いつも俺を萎えさせ
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