(仮題/メモ/断片)夏にくる記憶、羅列、季節のろれつ、、/
風呂奴
墓場には拝む命と拝まれる命があって
かつては おばあちゃんも隣で手を合わせていたのだ
死者という違和感は 詩の外ではじめて詠まれるとか
なんとない思弁が なんとなく続いた
、、、パタンッ!とノートを閉じると
吸い殻は宙を舞った
立ち上がって 歩き出す
川の流れを 背中で聴いて
回想を置き忘れたかのように
なんとなくもう一度振りかえる
視線の先では
掠れたホワイトピンクがやはり咲いていた
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