春のテーマ/唐草フウ
 
花びらたちが役目を終えてきみへと流れ出す
きみから涙は出ないのに
あしもとには戻らないため息の砂塵がしみ込んで
希望が小さい竜巻のよう わたげのよう
くるりくるりのてーま 

空けた球体のなかを 
透明な約束がただよう
あたらしい絶望が鳴く

きづいて
きづいてる
それでもいい
それがいい

かわらないもの たくさんきっとあるよ
かわっていくものを歩いている中に
かなしいかい
いとしいかい











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