火星の桜/RT
 


重力が、こころもとない

息が、苦しいの

二度と還れない過去は

未来よりも遠く

遠く遠く踏みはずす

銀河を惑う星

まぶたを閉じても

ひらひら仄白く

舞い降りながら、逃げてゆく


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