悲しい恋愛詩/花形新次
 
私は悲しいのです
悲しいのは私なのです
なぜなら
あなたが振り向いてくれないから

私はいつでも
あなたの背中に向かって
心の声を送り続けています

「あなたをこんなにも愛している」

けれどあなたは華やかな世界に眼を向けたまま・・・・
きっと届くことのないこの想い

私はそれでも良いのです
あなたのことを愛している自分のことが好きだから

そんな悲しい自分のことが

とても好きだから







<以上は、超ブサイクな勘違い女子高生ルイが親友の巨漢ジャンボはるみとの
交換日記のなかに記した恋愛詩(と本人が言い張るもの)を抜粋したも
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