チェロ型のロボット/朝焼彩茜色
 
朝 バッロクを起こし
  チェロ型のロボットにコーヒーを入れてもらう

  愛情溢れる 故 また溢れさすだろう
  無糖ながら 甘く 優しい 蜂蜜香りの マグカップの静けさ漂う 湖

  憩いの小鳥と共に のどを潤す


予測とは 裏腹の現代を バロックと共に暮らしている

チェロ型のロボットは 体に似合わずDJだ ハードハウスは お手の物


幼き頃
 時代に乗り遅れるなと 父が言った

ゴーイングマイウェイの私は
 高次元のカラスの羽をかすかにもらい
 黒光りする 賢い墨をつけて

 いつも筆をとった

 ハンディフォンより
 わざわざ人に会いに
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