言葉に喩えたら/
笹子ゆら
悲しみを言葉に喩えたら
原因不明の眩暈が 心を 静かに侵してしまう
明日 生きられるかも分からなくなって
今日を 死んでるような生きているような 気がしているような
しているような ふりをして
自分で思うよりも 従順に生きてゆく
こんな夜でさえ
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