自立する親父/梅昆布茶
自分で自分の檻をつくるだけ
わかっていながらあの娘の檻にだけは入りたいらしい
ほんと馬鹿はなかなか治らんのー
自由や幸福は排他的な束縛のなかにはないのでしょう
生まれてから死ぬまでに僕たちは身の廻りに様々なものを集めますが
頼りになるのは自分だけなのですね
自分のなかに灯るともしびがどういうものかはわかりませんが
それは孤独や追っても逃げる幸福や自由の問題やらと
何だか深くかかわっている様な気がするのです
おやじのあたまは単純だけれども
どうやらおやじの自立は何か無駄なものを削ぎ落として
真の孤独に親しむ辺りから始まる様にはおもっています
おやじの自立はまだまだこれからなのですね
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