stony story/寿
 
いる
そんな風な石ころみたいに


私は知っている


みんな、あなたを愛していたんだ



金星と木星が

あと少しの距離から月を眺めている


寂しい気持ちに知らん顔して
さよならの言葉を考えているんだね



言わなくていいのか?っていう声は

きっと夜の中の雑音なんでしょ



あなたには言えないんだよ



知らなくていいことも

この世界にはたくさんあるんだ



あなたはそのままで


美しいまま


ずっと先の未来まで



走って行ってしまえばいい






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