stony story/寿
あなたにはどうしても言えないことがある
この先もずっと言わないでいこうと思っている
炎が消えてしまう前に
私はきっと後悔するだろう
あ
ああ
次の世界ではきっと、ってね
嵐の夜にも
少しだけ
傷が痛い
それでも
あなたには言わないんだ
鳥はいつか飛んでいくものだと
あなたはすべて知っているかのように言うけれど
落ちていくものもきっとあるのかもしれないよ
あなたが振り向かずに行ってしまう未来には
きっとたくさんの過去が
石ころみたいに転がっている
何万年も前から空を見上げている
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