ミッドナイト・プラス……?/ホロウ・シカエルボク
ああ、もうこんな調子で話をするのにも少し飽きてきたよ、実際これを読んでそう思う誰かさんよりも俺はずっとそう思っているんだけど―そう、心臓マッサージに一定のリズムがあるように、こうしたことを繰り返しやらなければならないという時がある、俺はこうして脳髄をマッサージしているのさ、延命するために―もう少し、先が見えるくらい生きてみたいからね、ハハッ!―部屋の状況でも説明してみようか?いまこの部屋は、パソコンが起動してること以外は消灯したときのままさ、つまり、真っ暗な中でディスプレイの明りを睨みながらこれを書いている、ねえ、目によくないよなんてそんな野暮なこと言いなさんなよ、もっと目によくないことも俺はこれ
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