影/mac
毎日
そこに影ができる
太陽の、ではなく影ができる
ずっとあるわけでもなく
ただ、毎日
それは生まれ続ける
シミのように広がっては
いつの間にやら薄れ
忘れた頃にまた
そこにできる
ただそこにあるソレに
なにか理由やら原因やらを
付けたくて
あれは僕の心だ
なんて口に出してみたり
世界情勢との関係を測ってみたり
そうすると原因なんて
そのうちどうでもよくなって
影ばかりに気をとられていてはいけないと
自分自身を叱咤して
日が暮れてもたまに影が居る時は
背を向けて寝てしまう
そうそう何もかもに理由があるわけじゃない
たまには何だかわからないままにしていても
いい物があるんじゃないか、と
思う僕の後ろで
影がまた生まれる
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