智慧の実スケープゴート説/salco
テーマ/創世記の作意を疑ってみる
ここ100年間、基礎科学、応用科学とも各分野の発展はめざましい。10年タームで加速度が増している感がある。
それでも一般庶民が享受するのは、さしあたってのトリビアを除けば利便と時短ぐらいで、喜怒哀楽、思慕・愛情、厭悪・憎悪の
情動から労働、分娩、子育て、老衰から死まで生活の基本形態は変わらない。例えば清少納言がまたがっていた便器と現代人が腰を
下ろすシャワートイレとの間には千年もの歳月が流れているというのに、進歩度合は上下水道管と温水ノズル程度のものだ。原理自
体が不変だからさして変わりようがない、といった感じ。地中の水道管が壊滅すれば、公
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