男どもよ/
青土よし
男どもよ、
おまえたちは、何なのだ。
おまえたちが女の子から
とくべつの親愛の情がこもった微笑みを向けられるのは
男どもよ、
それは、おまえたちが他でも無い
男であるからだ。
男どもよ、
私と彼女の間に
たえず往来した愛情と憎悪を
おまえたちは、一瞬で奪っていった。
男どもよ、
自分が自分であるよろこびを知らないおまえたちが
途方に暮れるほど
大嫌いだよ。
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