遊ぼう、朝が来るまで/はだいろ
うに、
どうしようもないひどい人間のかたまりだったりするのも、
事実である。
だから、痛快なのも、よくわかる。
原発か、
反原発かも、
同じ事で、
吉本隆明の、
アトムもドラえもんも原子力じゃないか、
というような意見は、
いまのところ、ぼくには非常に説得力があったのだけど、
いっぽう、
後戻りの選択ができるのが、
ほんとうの文明なのではないのか、
という希望もある。
不愉快なことがあるたび、
知らない女の子と、
舌をからめてキスをしたくなる。
今日は、
あきらめて、
来週、
貯金をおろして、遊ぶことにしようと思う。
絶対にばれないように、遊ぼうと思う。
ぼくはけっして女性の敵ではない。
だけど、
敵に思われても仕方がないのかもしれない。
業の肯定、
なんてかっこうよく言えば、
なんでもおさまるなんて思ってもいない。
でも、
まあ、
そうゆうものだろう。
遊ぼう。
朝が来るまで。
朝が来たらもう、旅立つだけだから。
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