熱気球試乗会 (俳句・習作3)/壮佑
(朝の森)
トンネルを抜けると森に熱気球
十月の地に繋がれた熱気球
熱気球巨大坊主が起き上がる
熱気球深海クラゲの傘の色
熱気球プカリと浮かぶ朝の森
(地上から)
熱気球試乗待つ親大あくび
熱気球あっちの空に紙ヒコーキ
熱気球知らぬ親父に手を振られ
ゴンドラに乗る子供らの歓声よ
熱気球ゴンドラの美女絶叫中
風よ吹け気球傾け叫べ美女
熱気球に乗るのは嫌だ?みーちゃん…
子は嫌よ親が乗りたい熱気球
料金の元を獲るまで帰らんぞ
熱気球じわ
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