言葉との戯れ−英語学習のこと−/深水遊脚
 
うキリのない学習に深くはまり込む前に、どこかで線を引く発想は必ず必要になる。線を引く方法として、これだけ知ってあとは工夫で乗り切るという1500語のコミュニケーションは、目安としてよいかもしれない。

 必要最低限の1500語といっても、1500語でいいんだ、という軽い気持ちになるのはよしたほうがいいと、言葉と戯れる気分屋の私は直感的に考えている。ためしに1500語のうち何でもいいから手ごろな学習用の英和辞典、英英辞典で調べてみるとすぐにわかる。have,take,get,give,likeなどの基本語にどれだけの分量の語義の説明があるか。どれだけ多様な意味、言い回しがあるか。どれだけ多くの例
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