幸せの配分/AquArium
 
たら、
僕は神経が発達しすぎているのかもしれない


ここのところ
古い傷たちが今更叫びだしている


疼いてしまったら最後
僕は神経を尖らせて殺したいと思ってしまう







たとえば僕を死に追い込んでも
となりの中年は権力を誑かせ笑っていて

たとえば僕が逃げ道を作っても
後ろの子分は必死で包囲網を作る



それならば、
そんな低俗な人々は生きるべきではないと
思いながら歩くしかないのでしょうか


僕の邪魔者は地獄に落ちればいいし
僕の救世主は泣かなくていいんだ


人は誰かを傷つけながらしか
生きていけないことくらい、


痛いくらいに解っています。







どうして誰かが幸せで
誰かが不幸せでないとこの世界は成り立たないのだろう

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