そのことは眠りの程度とはまるで関係が無い/ホロウ・シカエルボク
 
ルと呼ばれるべきものだ。君はなんだか言葉遊びをしているだけのような気分になってくる、いったい何をすれば満足出来るのか?ひとつのことを語るために幾千もの言葉を、幾千もの文章を費やさなければならない。それが最も直接的な表現であり、簡潔な表現でなければならない。世界に散らばるあらゆるもののすべては欠片に過ぎない、仮にそれらを懸命に掻き集めて繋いでみたところでひとつのまとまった何かになることはない。それらは永遠にまとまることのない欠片なのだ。そんなものを語る時にフォーカスを定める必要などない、それは花瓶に活けられた花のようなものだ、美しく、完成されているが、植物としての本当はほとんどない。嘘をつくことが本
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