「この恋の結末」/ジム・プリマス
 
*銀色夏生の「下心」のアンサー・ポエム

確信をもって行動したら
「そういうのは、ちょっと」と否定された
恋をしていたけど愛はなかった
貴方にも
後になって気づいたのだけど
否定されても
自分の想いをぶつけようとした
自分がいて
愕然とした
それは愛じゃないから
僕にも愛は無かった
貴方の容姿と若さに
魅かれていただけだった

頭の中が真っ白になった
辛くなかった
悲しくなかった
ただ頭の中が真っ白になった
何も手につかず
何も出来なかった
がんばれと言ってくれる
女がいるから
大丈夫だけど
それが僕の十年来の
恋の結末だった

十年間、恋を
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