七次元目のチャイム/しもつき七
鼓膜を、破きそう。
夕日、楕円、クレヨンの赤だけ擦り付けたようなあの円!
彼女の愛、わたしの憧憬、なにも間違っていないから、訂正できな
い赤点、叫びだしてる空が、断続的に光をうみ、何もまちがえてい
ない、地平はいつだって角度を変えて、ここにたどり着いてる
アイスクリーム片手にべとべとの夕暮れ。わたしあんまりたくさん
のことを知らない、ゆえに試験勉強をしなくちゃいけなく、有機化
合物、相同染色体、雲をかすめて隕石が、東の空にキンと光ってた
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