常夏の島/
たにい
その南の島には雲をつく高山がある
山からは川が流れ出し川縁には数軒の丸太小屋
朝日が登ると同時に一軒の丸太小屋の戸が開いた
親子が力を併せてカヌーを運び出す
朝靄をついて川に漕ぎ出す
昼前には河口のバザールに着いた
運んできた作物を売り切った夫婦と小さな娘は町の食堂で昼食にした
食後はビーチに建つ外国資本のホテルの寝椅子を拝借してちょっと昼寝
海からの爽やかな風が満足しきった親子の体を撫でていった
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