四分の一の自由/梅昆布茶
 
夜行バスはどこをめざしてゆくのだろうね

彼女は旅行雑誌の安い旅先にのるのかな

闇はやわらかくひろがっている


人間はどこまで自分をつくりかえられるのかな

カルマ=人間の業は命の四分の三を占めるらしい

僕たちの自由は四分の一らしい


フロイトは西洋的な言葉で潜在意識の領域を提示した

カルマってそのへんかとも思う


宇宙は多くの心の共同認識によって存在するのかもしれない

学生運動盛んな頃吉本隆明が共同幻想論を書いたこと

吉本ばななのオヤジさんだ

しじんでもあるし


読んでないけれどたぶんこのへんのニュアンスをふくんでいると
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