売春婦のバギナには意外と詩が沁み込む/ホロウ・シカエルボク
 
ら目覚めたとき俺の部屋にヴィッキーが居てあの昨日はごめんなさいみたいなこと言ってあたし時々ナーヴァスに過ぎるのよなんて洒落たこと言うのでまあいいよと答えてそれから二人で安いコーヒーを飲みに出かけて何だかややこしいなと思いながらその日は一緒に過ごしてそしてまたバカでかいオーブンの前で甘ったるい臭いに辟易しながらクッキーを焼いてこないだとは違う理由でひどい寝不足で時々サボって便所で詩を書いてそれからまたクッキーを焼いて今日家に帰ったらキャノンボールって言うのは止めたほうがいいとヴィッキーに提案するのを忘れないようにしようと思いながら。

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