オーバードライブ/梅昆布茶
 
ぼくたちのチューブウェイは幻想の未来をつらぬく迷路なのだね

ぼくのすべての細胞が未来を志向しているわけではないのだよ

多くは懐古趣味でとてもノスタルジック


彼女はじぶんのいたみを正当化するために時間のすべてを費やす

考えてご覧よ他人の視線と微笑みから彼女がなにを知るのか

誰もがこころのなかに苦い論理をもっている


彼らは言う

母親は彼女を愛さなかった

父親は彼女に触れなかった

それが彼女が人間愛をさける理由


でも彼女は人知れぬ自分の場所で宇宙への荷物をつめる

そして正当なパイロットがくるのを待ちながらね

彼女は彼に言
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