ヴァカンスのメモ/
c
さらりとした湿気
2月なのに春の匂いがする
懐かしいアイスクリンのような砂浜を
僕の手ですくって歩いた
空と海の境目なんて
とっくにきえている
僕はきみと少し
距離をとってあるいた
普段と変わらずに過ごす
ヴァカンスでも普段と一緒
違うのは
君の寝ぐせだけ
ぽつんと置き去りにされて
悔しいからオリオンビールを飲んだ
君が見つけてくれないなら
今夜はきっと星はみえない
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