グレリグレリ/
唐草フウ
つめたいふねの
なかの箱
のなかにゆられ
ながら
じっとかなしみや
寂しさがしずむの
を、待つ
つくりかたも
わすれた
渇きだけ
の風が少しだけふく
上から
スポットライトみたいに
かさねあわせたもの
は、こころ
でもすべてじゃない
一部のこころ
しってる
ひしゃげた星の砂たち
体操ずわりの辺りを
ぬれてゆく
月はゆりかご
その下の
真下の
ずっとずっと
遠くに
ま夜中がトンネルで、滞り
光りへスライドしないままの
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