Image(冬)連/within
ろう?
「死ね」と吐く怪物が現れた
伝え聞いていたものにょは違う怪物の姿は
雨、秋の雨雲
Imago(?)
電車は本来の姿である巨大な鉄の塊としての
本性をむき出しにして
こちらに向かって走ってくる
走り抜けるとき、空気の震えが
最高潮に達し、静止していられないほどの
轟音を発する。
そこはステーション
エスカレータで上っても天国には届かない。
静寂と孤独と静謐
渡すはずだったネックレスは燃えないゴミに
混ぜて捨てることにした
沈黙−硬直−離脱
それは俺じゃない
早く燃やしてしまえ
その骸はたたり顔をしている
「たたり顔、
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