世界の終わりの後の朝/yamadahifumi
世界はゆっくりと終わっていく
それは俺の眼には
新しい朝のように美しい
それを認識する者は誰一人としていない
何故だか俺の眼にだけは見えている
どうしてそうなったのかは分からない
だがクッキリとハッキリと俺の眼にはそれは映る
世界はゆっくりと終わっていく
新しい朝焼けや最後の夕陽の光芒のように
それは醜い者達を全て焼き尽くして
こうして美しいものとして終わってゆく・・・
と、突然俺は目が覚めて
今日の宿題をし忘れたことを思い出した
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