鏡の塔 (生体反応の設計)/乾 加津也
 
書く、不通はどうしようもないじゃない、それでも送った、鏡は家にならないじゃない、それでも建てる、いよいよホワイトアウト、クリーンネス、分解能に君臨する冬に尋ねる、ではなく、冬を尋ねる樹海を音声化(ボイストレーニング)して、笑う風の便箋につづる「失くした」、lost、「泣く舌」、lost、エラーは403号室・・・、あなた(問い一、問い二、問い三、及びこれらに関連する人称に準ずる)の言葉(tongue)じゃないじゃない

ラングエッジ
この期に及んで
それはどうでもいいことだ

 舌の根の
 乾かぬうちなら

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