グリーンカレー/虹村 凌
 
誰一人バスケなんかしてねぇバスケットストリートとか言う街を
太極旗と星条旗に汚れた日の丸を煙草の煙りで燻しながら歩く
昔やったゲームみたいなロボットが歩く世界がどれくらい子供達に夢を与えて
自分が信じた世界が実は全く違った事がどれだけ俺を無気力にさせて
って責任転嫁したって仕方無いんだけどさ
「シカタネェヨ」って今日もまた空き缶に煙草を突っ込んで薄く笑う

例えば仕事してる時とかセックスしてる時とかに知ってる誰かが死ぬかも知れない
殺されちゃったり自分で死んじゃったりするかも知れない
そんな事を毎秒考えながら生きていく事は出来ないんだけど
時々はそうやって考えたりしながら

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