ひとり寝慕情/
石田とわ
ねむれぬ夜に枕抱き
布団のなかで寝乱れる
寝巻きの裳裾はだけては
さむいさむいと足擦る
さびしさ募るひとり寝に
へのへのもへじ指で描き
ちいさく名前呼んでみる
呼んだそばからかなしくて
なみだで枕濡れました
逢えぬぬくもりいと恋し
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