出勤風景/
yamadahifumi
古い絶望の上に
俺達の廃墟が立っている
「今更どうなるものか・・・全てはもう遅いのだ・・・」と誰かの嘆きが
古い牧歌のように流れて行く・・・
と、俺は急に俺の夢から覚めて
現実という奴に帰ってくる
朝、俺が人並みに出勤するためにヒゲを剃ると
アゴに二本の血筋が現れて
俺はそいつらを撫でながら優しく笑った
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