萩尾望都私論その1 まえあがき/佐々宝砂
スタージョン的なゲシュタルトをつくることは可能だろうか?
「このひと」と「わたし」はお互いのために生まれた、それは宿命だ。もしかしたら、「このひと」と「あのひと」と「わたし」の三人がゲシュタルトをつくるかもしれない、数とか性別とかはどうでもいい。なんなら生物としての種類さえ違っていてもいいし、ロボットでもいい。そして、「このひと」も、「わたし」も、もしかしたら「あの何か」も、動的に変化し続け、成長し、しかし決して完璧な成熟には到らない、というのも、「わたし」たちは常に変化し続けるのだから。
という話を書いたら、スタージョンの一歩先、萩尾望都の半歩先にゆける気がするんだけど、書ける気がしねーなー(笑
なにしろドが百個くらいつきそうなスランプなんだもんね。私。
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