無限の太陽/yamadahifumi
 
雨が上がる前には

遠くで歌が聴こえるだろう

僕の涙は乾いてもう濡れない

・・・光は久々に射した

今、夜を透明な小舟を浮かべて

静かにしずしずと一人で渡って行く時

君が対岸で呼ぶのが聞こえる 「危ないよ!」と

僕はその言葉通りに落っこちて・・・死ぬ

だからこそこうして蘇って君に出会えるという訳だ

死の後の快楽の生を胸に抱いて 僕は

無限の太陽の中を突き進む
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