最近読んだ本いろいろ/ふるる
 
章が面白かったので。
『ニッポンの小説 百年の孤独』も面白かったです。散文の限界について考えさせられた。という風に散文で書いたらもうそれは嘘。という感じ。口語体は本当の口語ではなく、明治以来小説に採用され続けてきた形式でしかなく・・・でも便利。まあでも、それには限界があって・・・死とかそういうわからないものについて、わかったふりをして書けてしまうという欠点があり。
形式に従ってわかったふりをして書いてれば、死とかいう分からないものを見ることもなく、読むほうも書くほうも安心、楽ちん。

『うわさのベーコン』は現代小説の形式や約束から逃れている好例として挙げられています。とある文学賞の選
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