水際/
渡 ひろこ
「水際」
水際、を考える。
ボーダーラインを越したり、引いたり。
波打ち際の刹那。
それは躊躇するもどかしさにも似て。
繰り返し訪れる人生の選択にもなぞらえる。
過ち、を恐れる必要はない。
たとえ業を抱えたとしても
甘んじて受け入れる、覚悟さえあればいい。
その時に必然として
己が導き出した答えならば…。
戻る
編
削
Point
(22)