水際/渡 ひろこ
 

「水際」


水際、を考える。

ボーダーラインを越したり、引いたり。

波打ち際の刹那。

それは躊躇するもどかしさにも似て。

繰り返し訪れる人生の選択にもなぞらえる。

過ち、を恐れる必要はない。

たとえ業を抱えたとしても

甘んじて受け入れる、覚悟さえあればいい。

その時に必然として

己が導き出した答えならば…。






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