s字台ニュータウン/
アラガイs
数も多い
しかし目印が何もない
唸るような雑音ばかりが耳元に残り、あらゆる文字は視界から消えていた
頂上は切り開かれたまま、砂埃が舞い上がる
見捨てられた斜面の丁張りが雑草に埋もれる(忘れてはいない
)僕はここにいる
迂回して、また引き返す
大きなカーブを描き二車線の歩道は登る
そこは誰も踏み込めない
森に繁る小さな小山だった 。
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