暗黒星雲の彼方に/梅昆布茶
 
巨大な電波望遠鏡は何を見出すのだろう

彷徨える次元の生命体は愛を理解するのだろうか

僕のキーボードは詩を歌えるのだろうか


哀しい女は今日も沈黙の惑星の砂漠にいる

自分の影を編んでショールをつくるのさ

そして崩れかけた灯台にあかりを灯すのだよ



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