こもりうた/
アラガイs
去ってゆく
風は肺に染み渡り
)おちていた
いまは隠れて
みなし児を見つめた満月がね
冷たいから
(すやすや)と、思い詰めれば眠れないだろう
)静かな夜
ぬくもりを知らずにいつも目は覚めた
(ひとりぼっちだね
蒼い雲のよう
もう傷つきたくはない
)俯いた
だから
去ればいい、みんな
去ればいいさ
夜明けとともに
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