sun/ズー
 

水を喉につまらせる、かくにんする、つまっていると、合図される、おとこがきこえる、そのおとは号音のよう、ぷっしゅおんぷっしゅおんと、けされるあかりのスイッチのきこえる、君は水をつまらせて、かくにんする喉の、つまらせている、四輪駆動よ、行け、君のおもうゆめのふたつきを、二月をふりつもる雪のみえる丘を、行けよ、四輪駆動のゆめの君よ、それは、ぷっしゅおんぷっしゅおんの聞こえるの先を、

枯れ野の丘を離れる、僕は、雪を弾いて、腕になりました、腕だけで、下りきると、水と抱き合う、はなのほどける、をおぼえる、そうして、ふゆの野を歩いていく、両脇はみずからのふきでる、山と村を掠めて、君はまだ駆け抜ける二月
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