用意した朝/komasen333
 
叫んでみると、
言ったまま音信普通になり
慌てふためいてあちらこちらに片っ端からお問い合わせした日々がしばらく見ぬうちに
「セピアになりました」と、真夏の春宵から殊勝なことづて



よくもまあ
知った口を  何事も知らん顔を決め込んだようなノッペラボウで聞けたもんだ



雁字搦めとのた打ちまわる輩ほど持て余しの極致
二番煎じと始前に撤退宣言するブレーンほど大げさな虚栄



きらきらひらひら自由の名の下に
個人専制総薄謝拍車でありながら無意識拍手  
大衆も、マイノリティも、稀に見ることなく奇妙な一致

期待はずれ  基因は勝手な黄
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