詩人/梅昆布茶
 
詩人たちよ

雨が落ちてくるように言葉は降ってくるのだよ

時に水滴を凍らせ沢山の結晶をまきちらすのは僕らの魂

手探りで取り出した心臓の鼓動に空の波動と風の色がにシンクロするまで

まるであなたの次の言葉を待っているように


時間と言葉は響きあって世界を動かしてゆく

それは子守唄のようにやさしい力学

ぼくはその流れに溶けてゆきたいのだ


雪解け水が澄んだ湧水に変わるように

ぴんと張り詰めたもので満たしたいのです


今年は君たちにどんな言葉を用意しようか

仲間たちよ


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