眠り/yamadahifumi
 
透明な雨が子午線の上に降って

俺は乾いた水を飲んだ

"当地"は雨が降っていた

全ては光り輝いていた

テレビはテレビ的対象を追い・・・

ネットはネット的対象を追い

俺は何だか俺だった

透明な雨が子午線の上に降り

それはやがて暁になるだろう、と

誰かが予言した

俺はようやく俺の番が回ってきたか、と

夢を見ながら眠りに就いた
戻る   Point(3)