眠り/
yamadahifumi
透明な雨が子午線の上に降って
俺は乾いた水を飲んだ
"当地"は雨が降っていた
全ては光り輝いていた
テレビはテレビ的対象を追い・・・
ネットはネット的対象を追い
俺は何だか俺だった
透明な雨が子午線の上に降り
それはやがて暁になるだろう、と
誰かが予言した
俺はようやく俺の番が回ってきたか、と
夢を見ながら眠りに就いた
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