あの日/番田 
 

いつも何故だろう
何も見えなかった 私からは
遠ざかっていく
その全てを私は見ようとしていたのだが

だけど誰とも連絡がつかず いつも
一人で立ちつくしていた いつも
何も知らない街で いつも
私に何ができるのだろうかと

そして きっと 遠くには
野山があった かつて見ていた
私の面影として そこには見ていた
あの夢が いつも あった


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