死語/アラガイs
 
ているのかしら 」 「馬鹿だなぁ 神様自体が霊じゃないか、 実在しない存在なんだから 」 「じゃ わたし、今夜は実在しないからね 」「え? じゃあ俺は誰を見てればいいんだよ 」

【ポルノ裁判】 芸術か、猥褻か、我が国でポルノ裁判といえば「チャタレイ夫人の恋人」が 有名だが、この手の裁判の第一号は小説ではなく、実は絵画だったのである 。
明治二十八年 四月、京都で開かれた第四回内国勧業博覧会に裸婦を描いた、後に洋画壇の重鎮となる黒田清輝の油絵「朝妝」が出品されるにあたり、展示すべきか否かの激しい議論が交わされた 。
審査総長の九鬼隆一は展示を決定したが、警察はこれを「猥褻物陳列罪」で起訴したのである 。結果は「無罪」ということになるが、ずっと後の明治三十四年に開いた第六回展では、裸体画の下半身を白布で覆って展示するという奇妙な処置がなされたの」だった 。「日本はじめて物語」 「歴史探検隊 文春文庫」引用 。














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